業務改善のポイント(1)
(1)フローチャートを描く
1.記号化することにより共有化が容易になる。
このことは、フローチャート記号で表現することのメリットとして、最初に上げられることです。記号化することで、文章で表現すると複雑になることも単純化され、誰が見ても分かりやすく、共有化されやすくなります。
一般に、共有化は単純化が進むと容易になります。先に述べたブロックチャートのような表現もありますが、単純化するに当たって記号に勝るものはありません。
また、分かりやすい記号を用いることで、様々な人を巻き込むことが可能になります。しかも、巻き込まれた人の業務を理解するに要する負担も軽減されことになります。
2.業務プロセスの弱点を見つけることができる。
フローチャートを描くことの最大のメリットとしてあげることができるのは、この点です。
例えば、フローチャートを描く段階で、記号で表せないプロセスが出てくることがあります。このようなプロセスは、業務の処理方法が曖昧であったり、個人のスキルに頼り過ぎている場合が考えられます。このようなプロセスにはリスクが内在していると考えられます。
このように、フローチャート記号で表現しようとするとき、何気なく日常行っている業務プロセスに内在するリスク(弱点)を明らかにすることができるのです。このことは、ブロックチャートでは気づきにくい点です。
3.改善効果をシュミレーションできる。
このことは、業務の弱点を見つけるのと同じくらいに有効な点です。
改善案ができたら、その案をフローチャートに表現することで、改善案の完成度や効果を確認することができます。
以上のようなメリットがあるフローチャートを面倒であるという点だけで活用しないのは、経営や管理において非常に大きな損失となります。
兎と亀ではありませんが、フローチャートを描くことは、一見遠回りのようで実は近道であるという点をご理解いただけたら幸いです。
記事作成 リッチマネジメントシステム 尾嶋 繁 (メールアドレス rms-ojima@nifty.com) 産能大学主任研究員、JMACチーフコンサルタント、ホワイトカラーの生産性向上(中部経済新聞20回連載)、業務改革(産能大出版)、国分寺市特別職報酬等審議会会長、同市行政改革委員会副委員長 主なコンサルティング領域として、中長期経営計画策定支援(事業の存在価値、思い、ビジョン)、管理及び評価体系構築支援(評価制度、目的による管理)業務及び組織改革支援、管理・間接部門の業務改善等効率化支援、直接部門の作業改善等効率化支援、現場力強化支援など
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