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2006年4月12日 (水)

目標管理と生産性向上について

協働目標設定し評価

目標管理システムは、各企業において、形態は様々であるが、具体的に導入され、実戦されている管理システムに一つである。

そして、目標の一つの指標として、生産性を取り上げることは可能である。

ただ、ここで問題となるのは、一般的な目標管理システムは、個人を対象にしたものだということである。

それは、生産性指標の問題でもある。

生産性指標は、個人単位で設定し難いということである。

厳密に言えば、指標は設定できても、その指標を具体的な数値にすることが難しいということである。

したがって、生産性指標を用いた目標管理は、通常、部門単位で行う「協働目標による生産性管理システム」で行うことになる。

以下においては、この「協働目標による生産性管理システム」の構築方法について述べる。

  ①協働目標の設定単位を検討する

     まず最初に、協働目標を設定して評価できる単位を検討する。  通常は、「課」という単位が選定される。

  ②生産性指標を設定する

     この時の目標は、生産性指標の中で、効果性を中心に検討する。  効果性は、部門目的に対して、その達成のための活動がどの程度効果があるかということで測定する。  したがって、まず必要となるのは、部門目的である。  次に、部門目的を達成するための業務を検討し、最も部門目的の達成に効果があると思われる業務を選択する。  そして、その業務がどの程度の効果を発揮できるか見極める。

  ③協働目標を設定する

     ここでは、効果性の指標の達成度を測定するための客観的尺度を設定する。  通常は、おのおのの指標を十段階で表現する。  具体的には、業務の効果が見極められた最大の効果性値(目標)を10ポイントにセットする。

  ④現在の生産性値を確認する

     これは、生産性の達成度合いを確認するための客観的尺度に、設定した生産性値を当てはめるために必要となる。  つまり、現状の値を3ないしは4ポイントに設定することで、他のポイントの生産性値を決定できるのである。  例えば、10ポイントの生産性値を2.5、現状を3ポイントとした時の生産性値が1.1であったなら、4ポイント目から9ポイント目までは、現状に0.2ポイントずつ加算すればよいことになる。

  ⑤各段階のポイントごとの生産性値を設定する

     ④の要領で設定する。

  ⑥生産性指標間の評価ウエートを決める

     生産性指標が複数ある場合、部門の目的と照らして、それぞれの指標の重要度を決定する。  この時、重要度の決定に客観性を持たせるために、一対一比較法を用いると便利である。  一対一比較法は、複数ある項目に対して、総当りで優劣を決定し、ポイントの取得数で順位を決定しようとする方法である。

                       全 完

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次回は、新シリーズ『業務革新の考え方・進め方』について書き進めていきます。

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